アメリカ文学の最高峰! 「白鯨」を読んで死ね! 登場人物編

こんにちは。ばんばんです。

アメリカ文学の最高峰である「白鯨」の魅力を、作者編物語編に分けてお送りしてきました。

今回の記事では登場人物について書きます。

白鯨にはたくさんの人物が登場して、それぞれが個性を持っています。

「白鯨」の登場人物 主人公 イシュメール

「白鯨」の主人公はイシュメールという男性です。

主人公とは言っても、物語の中で重要な活躍はせず、語り手としてピークォド号の運命を見守るだけです。

登場人物が彼の名前を呼ぶのはなんと2回だけ。それ以外はイシュメール本人が自分自身に対する言及として使うだけです。

これは小説としてはかなり不自然なことで、「白鯨」という作品の大きな特徴となっています。(というか、そんな作品は「白鯨」だけです)

名前の由来も見てみましょう。

「イシュメール」という名の由来

「イシュメール」という名前は、旧約聖書のイシュマエルに由来します。

イシュマエルは、イスラエル人の祖であるアブラハムが奴隷女ハガルに産ませた子供です。

その後アブラハムの正妻サライがハガルに嫉妬し、彼女を追放します。ハガルは砂漠でイシュマエルを産みました。

その出生から、イシュマエルという名前には追放者、放浪者、世にはむかうものといった意味があり、親が子にこの名前を付けることはまずありえません。

「白鯨」には様々な謎がありますが、主人公イシュメールの名前はその最たるものです。頭のいい人は考察してみても面白いでしょうね。ぼくには全く分かりませんが。

「白鯨」の登場人物 ピークォド号の船長 エイハブ

船長エイハブは最重要人物です。

作中の描写によると、妻子もいるらしいです。大学にいたこともあるとか。

「エイハブにはエイハブなりの人間性がある」という言葉もありますが、物語全般を通して、彼は「雷親父」として描かれます

船員の尻を蹴ったり、無理難題を吹っ掛けたりします。

船長としての能力は確かで、壊れた羅針盤を直したり、乗組員の人心掌握に関しては神がかっています。

彼の名前も由来があります。

エイハブという名の由来

エイハブは聖書の「アハブ」に由来するといわれています。

アハブはエホバを捨てて偶像崇拝者になり、イスラエルの神の怒りを招きました。

最後には戦闘で死にますが、彼の血には犬が群がり、遊女が体を洗ったといわれています。

このように、エイハブという名も不吉なものです。前述したように怖い人物ではありますが、時折人間らしい部分ものぞかせるなど、複雑な一面も併せ持っています。

「白鯨」の登場人物 一等航海士 スターバック

スターバックは実直な男で、陸に妻子を残しています。

エイハブの打倒白鯨に唯一反対し、彼を殺害することまで考えます。

登場回数も多く、重要な人物の一人です。終盤ではエイハブと和解(?)する場面もあります。

ちなみに、コーヒーチェーン店の「スターバックス」は、「白鯨」のスターバックからとられています。スターバックスのロゴが海を模しているのはそのためです

「白鯨」の登場人物 銛打ち クイークェグ

ピークォド号の銛打ちは南太平洋出身のクイークェグです。

イシュメールとは乗船前の宿で出会い、友人になります。

人食い人種で言葉も片言ですが、情に厚く銛打ちの腕は一級品です。

彼の生い立ちや言動の描写も多く、活躍する場面もあります。

ピークォド号の乗組員が多国籍な理由

主な登場人物を挙げましたが、ピークォド号の乗組員は世界各国から集まっています。異教徒やアジア人もいて、まさに多国籍です。

これはアメリカという国を象徴しているとも言えますが、人類全体の比喩でもあります。

古来から白い動物は神性が宿るとされており、モビーディックも例外ではありません。ピークォド号が白鯨を倒そうとする姿は、人間が神(運命)に対抗しているともいえます。その結末がどうなるかは読んでみなければわかりません。

まとめ

白鯨の登場人物はこんな感じ

  • 謎の多い名前の人がいる
  • 世界各国から集まってる
  • 人間が神に対抗する姿を象徴している。

以上です。みなさんも「白鯨」を読みましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です