ここが難しい! ロシア文学を難しくしている3つの理由

こんにちは。ばんばんです。

このブログでも何度かロシア文学を紹介しています。

ドストエフスキーはもちろん、ツルゲーネフやチェーホフ、プーシキンも必読です。

面白いこと間違いなしのロシア文学ですが、難解で分かりづらいのも事実です。

今回の記事では、ロシア文学を難しくしている原因を解説します。

ロシア文学が難しい理由その① 登場人物の名前がたくさんある

ロシア文学のとっつきにくさの原因といえば、登場人物の名前です

「罪と罰」の主人公はラスコーリニコフというのですが、正式名称はロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフといいます。この時点で分かりづらいですね。

作中で彼は「ロジオン」「ロージャ」「ロージカ」など、様々な名前で呼ばれます。同じ人物だと類推できればいいのですが、わからないですよね。ここで多くの人はつまずくのです。

ロシア人の名前は「名前父称」という構成です。前述したラスコーリニコフの場合、

ロジオン=名前

ロマーヌイチ=父親の名前

ラスコーリニコフ=姓(苗字)

ということですね。名前と父称を合わせて呼ぶのは丁寧な呼び方だとされています。

まずはこのことを知っておくだけでもわかりやすくなります。

次にやっかいなのが愛称です。

ロシア人の愛称

ドミートリィ」という名前の人物だった場合、「ミーチカ」と呼ばれることがあります。

これが愛称です。ロシア文学を読んでいると唐突に愛称で呼ばれたりするので困惑します。

愛称に関しても仕組みを知っておくと分かりやすくなります。

「~チカ」「~シュカ」というのは、「小さいもの、かわいいもの」という意味があります。相手に対する親愛の気持ちを込めた呼び方なのです。

ドミートリィのことをミーチカと呼んでいる場合、その人物はドミートリィと親しい人物ということになります。

ロシア文学における愛称は難解ですが意味を知っておけば登場人物の関係をつかむのに役立ちます。

ロシア文学が難しい理由その② 歴史や政治の知識を必要とする

ロシアの歴史も文学に大きな影響を及ぼしています。とくに重要なのは農奴制です。

その名の通り農民を土地に縛り付ける制度です。貴族は彼らに重税をかけて、軍事費や工業発展の資金にしていました。

特に19世紀のロシアの農業は生産性が低く、貴族から虐待されていたりしたため、各地で農民の蜂起が起きました。

このような状況を批判して創作活動をしたのがプーシキン、ツルゲーネフ、ゴーゴリなどです。

ロシア文学には農奴制をはじめとした歴史的、政治的な用語がたくさん出てきます。登場人物の言動もそれらを背景にしているので、知識がないと理解に苦しむのです。

ロシア文学が難しい理由その③ お金の価値がよくわからない

ロシア文学を読んでいると、「ルーブリ(ルーブル)」「コペイカ(カペイカ)」といったお金の単位が出てきます。

この単位が日本円でどれくらいなのかわからないのも問題です。

19世紀や18世紀のロシアは、現代日本とは経済状況も価値観も全く違います。一概には言えませんが「1ルーブリ=1000円」と考えるのが妥当らしいですね。(出典 http://www.a-saida.jp/russ/imperija/dostojevskii.htm

「コペイカ」はルーブリの100分の1です。それを知っておくだけでも分かりやすくなりますね。

まとめ

今回はロシア文学が難しい理由をまとめてみました。

  • 登場人物の名前
  • 歴史や政治の知識
  • お金の価値

という3つの要素が大きいかなと思います。

登場人物の名前とお金の価値については簡単ではありますが解説しておきました。

歴史と政治に関しては勉強するしかないですね。ぼくもわからないことのほうが多いです。

みなさんも簡単でもいいので勉強して、ロシア文学を読んでみてください。

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