シェイクスピアの4大悲劇「ハムレット」を読もう!




こんにちは。ばんばんです。

文学に縁のない方でも、シェイクスピアという名前は知ってると思います。イギリスの劇作家で、「あらし」「じゃじゃ馬ならし」などの作品で知られています。

彼の作品の中でも「リア王」「ハムレット」「オセロー」「マクベス」の4つを「4大悲劇」と呼び、傑作として文学史に名を残しています。

漫画やドラマでリメイクもされて、あの黒澤明は「蜘蛛巣城」「乱」などで4大悲劇を下敷きに創作をしています。

その中でも「ハムレット」は

  • 多様な読み方ができる
  • 名言・名台詞の宝庫

という特徴があります。

今回の記事では、「ハムレット」の魅力をご紹介しましょう。

ハムレットのあらすじ

舞台はデンマーク。

主人公のハムレットは、父であるハムレット王の死で傷心しています。母のガートルードはハムレット王の弟クローディアス(ハムレットの叔父)と再婚し、死んだ夫のことは忘れています。母のそんな様子に、ハムレットはますます悲しみをつのらせます。

ある日、ハムレットの前に父の亡霊が現れ、自分はクローディアに殺されたと告白します。それを聞いたハムレットは復讐を誓います。

ハムレットは狂人を装い、復讐のチャンスを待ちます。クローディアスや家臣のポローニアス、その娘のオフィーリアは心配しますが、次第に疑心暗鬼に陥ります。

そんな折、ハムレットはクローディアスと間違えてポローニアスを殺してしまいます。ポローニアスの息子(オフィーリアの兄)であるレイアーティーズはそれを知って激怒。クローディアスと共謀してハムレット殺害を計画します。

ハムレットを剣の試合に誘い、毒を使って殺そうとします。クライマックスはこの試合なのですが、どうなるのでしょうか……

ハムレットは多様な読み方ができる作品

簡単にあらすじをまとめましたが、ハムレットは5幕もある大作です。小説ではなく戯曲なので、読み方も変わってくると思います。登場人物も多く、様々な解釈ができます。

小説家の志賀直哉は、「ハムレット王がクローディアスに殺されたという確たる証拠がない」として、「クローディアスの日記」という作品を書いています。

クローディアスが無実であるという前提で、彼の視点から書かれた日記のような小説です。「清兵衛と瓢箪・網走まで」という短編集に収録されています。

このように、多様な読み方ができるのがハムレットの魅力です。夏目漱石も「三四郎」という作品の中でハムレットを利用しています。

ハムレットは名言の宝庫

シェイクスピア作品といえば名言・名台詞です。ハムレットは有名なセリフがたくさんあります。一部をご紹介しましょう。

弱き者よ、汝の名は女なり

ハムレットがガートルードの心変わりを嘆くシーンでのセリフです。語呂がいいので、様々な作品で引用されています。女性蔑視にあたるのではないかという疑問はおいておきましょう。

to be or not to be

こちらは「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」という訳で有名なセリフですが、日本語にするのが非常に難しいとされ、様々な訳が存在します。

  • 進むべきか退くべきか、それが疑問だ
  • このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ
  • 生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ

などの訳があります。ちなみに、このあとには

どちらが立派な生き方か。このまま心のうちに暴虐な運命の矢弾をじっと耐えしのぶことか、それとも寄せくる怒涛の苦難に敢然と立ちむかい、闘ってそれに終止符をうつことか

という独白が続きます。かっこいいですね。

人間の命、消えるとなれば「ひとつ」と数えるひまも要らぬ

人間の儚さを語るハムレットのセリフです。シェイクスピア作品には、無常観や命の儚さを表現するセリフが多いです。

ばんばんが好きなのは「あらし」に出てくる「人の一生は、夢と同じもので織りなされている」というセリフです。

4大悲劇を読むならハムレットから!

ハムレットのあらすじと名台詞をご紹介してきましたが、4大悲劇を読むならハムレットから始めることをおすすめします。有名な作品ですのでとっつきやすいと思います。

ぼくは新潮社の福田恆存訳を読んでますが、他の訳を読んでみてもいいですよ。

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