おもしろ旧約聖書講座 イサクの献供

こんにちは。ばんばんです。

聖書は宗教の本ですし、作中での国も時代も違います。ぼくたちからすると理解に苦しむ内容があるのも仕方ないですね。

今日はそんな中でも、最大のツッコミどころのある話を紹介します。「イサクの献供」という物語です。



アブラハムにイサクという息子が生まれる

アブラハムが百歳のとき、妻のサラは身ごもりました。生まれた息子にアブラハムはイサクと名前をつけます。

イサクはすくすくと育ち、乳離れしました。神はアブラハムを試そうと思って呼びかけます。

神「おみゃぁさんの愛する一人息子を連れてモリヤの地に行き、イサクをワイへの燔祭として捧げるんや」

注・燔祭 生贄の動物を祭壇で焼き、神に捧げること

アブラハムは早速薪を割り、ロバを準備しました。モリヤの近くまで来るとロバとお供を置き去りにして、イサクと二人で歩きました。

アブラハムはイサクに薪を背負わせて、自分は火と刀を持っていました。イサクが言います。

イサク「パピー」

アブラハム「なんや」

イサク「火と薪はあるのに、燔祭の羊はどこやねん」

アブラハム「神様ご自身が羊をくれるんや」

嘘八百を並べて歩みを進めます。やがてモリヤの地に到着しました。

アブラハム、イサクを生贄にしようとする

アブラハムは祭壇を築き、イサクを縛って薪の上に置きました。刀を取って、殺そうとしたところで神の使いが呼びかけます。

神の使い「アブラハムよ」

アブラハム「なんや」

神の使い「子ども殺したらいかん。というのは、おみゃぁさんが神を畏れる人だってわかったからや。おみゃぁさんは一人息子さえ神に捧げようとしたでもうええわ

アブラハムが顔をあげると、牡羊が藪に引っかかっていました。それを燔祭として捧げ、その場所の名を「ヤハウェ備え給う」と名付けました。

イサクを捧げようとしたので、神はアブラハムを祝福する

神の使いはアブラハムが息子を捧げようとした姿勢を見て、言います。

神の使い「神はこう言っとる。おみゃぁさんは独り子さえ惜しまなかったもんで、ワイはおみゃぁさんを恵み、おみゃぁさんの子孫を天の星、浜辺の砂のように増やしたる

アブラハムは住処に戻りました。

古代には初子犠牲の習慣があった

現代では考えられませんが、古代には初子犠牲という習慣がありました。

家畜でも人間でも、最初に生まれた子どもを生贄として神に捧げるのです。最も大切な存在を捧げることで、それ以上の恩恵をいただくという思想があったと言われています。

出エジプト記では神から初子犠牲を強要する言葉がありますが、人間の場合は代わりに子羊を捧げればいいということになっています。

イサクの献供は我々の感覚では信じがたい逸話ですが、こういった情報があれば見方が変わりますね。この話も様々な解釈があり、議論を読んでいます。あなたも自分なりの解釈を持つと、聖書や宗教の面白さがわかると思いますよ。

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