ドストエフスキーを好きになれる4つの逸話

こんにちは。ばんばんです。

このブログでもドストエフスキーのことを扱っていますが、とっつきづらいというのがほんとのところだと思います。

「ドストエフスキーって誰?」

「作品が難しそう」

そういった印象を払拭するために、ドストエフスキーに関する豆知識を紹介しましょう。

ドストエフスキーの基礎知識

ドストエフスキーはロシアの小説家です。

「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「白痴」などの名作を遺し、日本をはじめ世界文学に多大な影響を与えています。

作品は映画、漫画、舞台などになり、現代でも多くの人に親しまれています。

ドストエフスキーの逸話その① 死刑判決を受けていた

ドストエフスキーは空想的社会主義サークルに入会していました。

空想的社会主義の説明はこちら→https://kotobank.jp/word/%E7%A9%BA%E6%83%B3%E7%9A%84%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9-54888

危険思想とみなされていたので逮捕され、死刑判決を受けます。

まさに刑が執行されるというその時、皇帝の使いが来て特赦がおります。死刑判決が一転してシベリアでの懲役生活に変わりました。

この一連の流れは、皇帝への忠誠心を植え付けるためのドッキリだったのです。一緒にいた囚人の中には気が狂ってしまった人もいました。

死刑を免れたとはいえ、4年間にわたりシベリアで懲役生活を送ります。この体験がのちの「死の家の記録」につながります。

こんな経験をしている小説家は、おそらくドストエフスキーだけです。彼は作品の中でこの体験を利用し、「白痴」では死刑前の囚人の心境を細かく描写しています。

ドストエフスキーの逸話その② ギャンブル狂だった

ドストエフスキーといえばギャンブル、ギャンブルといえばドストエフスキーです。

彼はルーレットに熱中するあまり借金を作ってしまい、返済のために小説を書き続けます。

我々が読んでいる名作は、借金を返すために書かれたんですね。創作意欲があったのはもちろんですが、必要に迫られて書いていたのです。

お金のために出版社と無理な契約を結び、いくつかの作品は口述筆記で書かれています。自身の体験をもとにした「賭博者」という作品を作ることも。転んでもただでは起きないですね。

ギャンブルに加えて浪費癖もあったドストエフスキーは、食事をおごったり、怪しい商売に騙されて金を巻き上げられるなど、生涯にわたって貧乏生活をしていました。

悲惨な人生ではありますが、貧乏だったからこそ数々の名作を生み出せたのです。考えさせられますね。

ドストエフスキーの逸話その③ ロリコンだった

前述したように無理なスケジュールで創作をしていたドストエフスキーは、名作「罪と罰」を口述筆記していました。

その際速記役をしていたアンナと結婚します。彼女は当時20歳で、ドストエフスキーとは25歳も離れていました。

ここまでの情報だけだと、ギャンブル狂のロリコンです。ただの変態ですね。

アンナとの結婚後もルーレットに熱中し借金を作るドストエフスキー。アンナは家財道具を質入れして支えます。

その後「作家の日記」という作品が好評を博し、経済状況が好転します。アンナは夫の著作を出版するなどして収入を得て、二人の生活はようやく楽になりました。

ドストエフスキーの逸話その④ キリスト教的人道主義者だった

最初は空想的社会主義に傾倒していたドストエフスキーですが、シベリアから帰ってきた後は聖書の影響を受けます

キリスト教的人道主義になったのです。映画監督の黒澤明はドストエフスキーの愛好家でしたが、以下のような言葉を遺しています。

「あんな優しい好ましいものを持っている人はいないと思うのです。それは何というのか、普通の人間の限度を越えておると思うのです。それはどういうことかというと、僕らが優しいといっても、例えば大変悲惨なものを見た時、目をそむけるようなそういう優しさですね。あの人は、その場合、目をそむけないで見ちゃう。一緒に苦しんじゃう、そういう点、人間じゃなくて神様みたいな素質を持っていると僕は思うんです。 」

出典 文芸ジャンキーパラダイス

人の痛みを知りすぎるやさしさを持っていたのです。作品の随所にそれは表れています。彼の作品は殺人や不倫を扱っていますが、読後はすがすがしい気分になり、生きる希望を与えてくれます。

やさしくてロリコンなギャンブル狂。それがドストエフスキーです。

まとめ

世界の文豪、ドストエフスキーはこんな人

  • ドッキリの死刑判決を受けた
  • ギャンブル狂だった
  • ロリコンだった
  • キリスト教的人道主義だった

以上です。

 

 

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