カフカの「変身」を読んだので感想を書きます

こんにちは。ばんばんです。

みなさんも「変身」という作品をご存じなのではないでしょうか。フランツ・カフカの作品ですね。

ある朝起きたら虫になっていた、という話を聞いたことがあるかもしれません。彼の作品の中では一番有名です。

今回の記事では、カフカの「変身」について書きます。

フランツ・カフカってどんな人?

フランツ・カフカはチェコ出身の小説家です。

フランツ・カフカ

ユダヤ人の家庭に生まれて、保健局に勤めながら小説を執筆していました。

独特の作風の小説をのこし、死後発見された「城」「審判」「失踪者」などが再評価されて、現在では20世紀を代表する文学者とされています。

勤め人としてのカフカ

カフカは保険局員として働きながら執筆活動をしていました。勤め人としての彼は優秀かつ実直で、1922年に退職するまでに秘書官主任にまで出世しました。

工場現場への視察の際にヘルメットを着用したのはカフカが最初とされ、「ヘルメットの発明者」といわれています。

そのほか、木工機械の事故防止マニュアルなども作成しました。彼の勤務体系は8-14時までで、午後の時間を執筆に充てることができたのです。

職場でも高い評価を受け、上司からもかわいがられていました。掃除夫にも体調をねぎらう言葉をかけるなど、誠実な人柄であることがうかがわれます。

「変身」のあらすじ

「変身」という作品については、以下の動画が分かりやすいです。

主人公のグレーゴル・ザムザは、ある朝起きると巨大な虫に変身していました。

彼の変貌に両親と妹は困惑。以後、グレーゴルの面倒は妹のグレーテがみます。

グレーゴルは一家の働き手だったため、彼の変身後は妹や父親が勤めに出て家計を支えます。自分たちを襲った不幸に、三人は絶望して涙を流すことも。

やがて三人の下宿人を置くことになったザムザ家。下宿人は横柄な態度をとり、激怒したグレーゴルが姿を現すと場は騒然となります。

その後三人は出ていくことになり、グレーゴルは衰弱とけがのため息を引き取ります。最後にはグレーテに「これ」扱いされる始末でした。

グレーゴルが死んでから、両親とグレーテは新しい家を探し、楽しい未来を思い描きます。貯金もそれなりの額があり、グレーテは美しく成長していました。自分たちの現状が思ったより悪くはないということに気づき、ピクニックに出かけます。

「虫」の解釈

グレーゴルが変身してしまう「虫」に関しては、様々な解釈があります。

訳者によって「甲虫」「毒虫」などとされています。

原語の「ungeziefer」は、「害のある小動物」で、ネズミや鳥のことも含むらしいです。

カフカも初版本の表紙絵について、「虫の絵は描かないように」と指示を出していたことから、あえてイメージをぼかしたのでしょう。作中でも詳しい描写はありません。

初版本の表紙

「変身」の物語をどう解釈するか

「変身」は一見すると暗い話ですが、カフカはこの作品を朗読する際笑いながら読み上げていたことなどから、滑稽な物語でもあります。

結末は前向きな話になっており、ザムザ家の希望が感じられます。

グレーゴルの運命は悲惨でしたが、彼が虫になったことによって父は再び仕事につき、妹は成長しました。一家の未来も明るいです。

グレーゴルの変身によって、ザムザ家も変身したということですね。

さまざまな解釈ができる「変身」は文庫本で100ページくらいなので、読んでみることをお勧めします。

まとめ

カフカの「変身」はこんな作品

  • 主人公が虫になる
  • 虫の解釈はさまざま
  • 物語の解釈もさまざま
  • 短いのですぐ読める

以上です。

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