「ドン・キホーテ」のここがすごい! 最初の近代小説だった

こんにちは。ばんばんです。

今回は「ドン・キホーテ」の何がすごいのかについて書きます。

「ドン・キホーテ」は滑稽本として好評を博したのですが、いろいろな点で斬新な小説でした。

400年以上読み継がれる理由はなんなのか、解説していきます。

「ドン・キホーテ」のここがすごい 人物の内面が描かれている

「ドン・キホーテ」以前の小説は、人物の内面が描かれることがありませんでした。

難しく聞こえますが、昔話などを想像していただくと分かりやすいです。

むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました

昔話の多くはこんな語り口です。

人物の動作や事実だけを描写しているのが分かりますね。

  • 芝刈りに行ったおじいさんがどう思ったか
  • 洗濯に行ったおばあさんが何を考えていたか

といったことが描かれていなかったのです。

「ドン・キホーテ」では、登場人物の苦悩や葛藤などが描かれ、内面の描写が多く見られます。

現代の小説では「わたしは~と思った」のように、人物の内面が描かれるのが普通です。これを初めてやったのが「ドン・キホーテ」であるといわれています。

そのため、「最初の近代小説」と呼ばれているのです。「ドン・キホーテ」がなかったら、ぼくたちが読んでいる小説はなかったのかもしれません。

「ドン・キホーテ」のここがすごい メタフィクションを取り入れた

「ドン・キホーテ」ではメタフィクションの技法が取り入れられています。

メタフィクションは、それが作り話であるということを意図的に(しばしば自己言及的に)読者に気付かせることで、虚構と現実の関係について問題を提示する[3]。メタフィクションの自己言及の方法には、例えば小説の中にもうひとつの小説について語る小説家を登場させたり、小説の内部で先行作品の引用・批評を行ったり、小説の登場人物を実在の人物や作者と対話させたり、あるいは作者自身を登場人物の一人として作品内に登場させる、といったものがある[4]。小説の登場人物のセリフで「これは小説」などの発言もこれに類する。

出典 Wikipedia

漫画などで、登場人物が「この漫画はこういう作品だ」みたいな発言をしているのを見たことがあるかもしれません。あれもメタフィクションの一種です。

手塚治虫は「ブラックジャック」などでギャグの一環としてメタフィクションを利用していますね。

「ドン・キホーテ」では、登場人物が「ドン・キホーテ」という作品について意見を交わしあうという場面があります。

後編では、「ドン・キホーテ」の前編が出版された世界が舞台となり、前編を読んだ人物が主人公のドン・キホーテとサンチョ・パンサに話しかけてきます。

メタフィクションは「現実と虚構の壁をなくす」技法とされ、当時の人たちは驚いたに違いないですね。

まとめ

「ドン・キホーテ」のここがすごい。

  • 人物の内面が描かれた初めての小説だった
  • メタフィクションを取り入れ、現実と虚構の壁をなくした
  • 最初の近代小説と呼ばれた

以上です。

 

 

 

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