夏目漱石なら「こころ」を読め!

こんにちは。ばんばんです。

皆さんも夏目漱石の「こころ」という作品を知ってるかと思います。知らない人は結構まずいですよ。

今日は漱石の代表作である「こころ」について書きたいと思います。

「こころ」ってどんな作品?

1914年に朝日新聞で連載された作品です。

人間の倫理観、葛藤、エゴイズムなどがテーマになっており、漱石自身も「人間について知りたければこの本を読め」と自負するほどでした。

高校の教科書にも載っていたので、かなり有名だと思います。新潮文庫の本の中で最も売れているらしいですね。

「こころ」のあらすじ

物語は三部構成です。

上 先生と私

夏休みに由比ガ浜にいた「私」は、海で「先生」と出会い、交流を深めます。

先生は妻と二人で暮らしていて、仕事もしないでいました。彼は毎月雑司ヶ谷の墓地に行きますが、だれの墓なのかは教えてくれません。

先生は私の家族や財産のことを聴いて、教訓じみたことを言います。私は先生の過去が気になり、話してくださいと迫ります。先生は来るべき時が来たら話すと約束します。

中 両親と私

私の父親が腎臓病を患い、経過が面白くないとの知らせを受けます。実家で父を見守り、いよいよ危ないというときに先生から手紙が届きます。

それは先生の遺書で、彼の過去についてつづられていたのです。

下 先生と遺書

先性の遺書には、両親の死、叔父との確執、お嬢さん(妻)との出会いなどが書かれていました。

そのなかでも「K」という友人が、先生に大きな影響を与えたとわかります。

先生と「K」は親友だったのですが、あることをきっかけに「K」は命を落としてしまうのです。

「こころ」とはどういう意味か

題名の「こころ」とは、精神的な意味での「心」であると同時に「心臓」のことでもあるのです。

作中で先生は私に「わたしの血潮をすする覚悟がありますか」と問いかけます。

血を浴びせかける→何か重要なことを遺す(自分は死ぬ)という方法で、先生は私に伝えたいことがあったのです。

先生が伝えたかったこと

先生が命を賭してでも私に伝えたかったことは、「人間の多面性(エゴイズム)」でした。

「鋳型にはめた悪人などいない」と語るように、「人間は簡単に善悪で割り切れるものではない」という考えがこの作品の主題になっています。

さっきまで善人だったのに急に悪人になる。どういうときにそうなるかというと、「金と恋」だと先生は語ります。

先生自身が金で裏切られ、恋のために人を裏切っていたのです。

「こころ」は悶々とした作品です。「吾輩は猫である」「坊ちゃん」のイメージで読むと足元をすくわれますよ。

まとめ

夏目漱石の「こころ」はこんな作品

  • 「先生」と「わたし」の物語
  • 人間の多面性やエゴイズムを描いている
  • 悶々としている

内容は重いですが、文章は読みやすく分量も多くないので、夏目漱石入門としてもおすすめです。

夏目漱石の「三四郎」に関する記事はこちら→https://bandaichi.com/entry/sanshiro

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