このインチキ野郎! 社会に不満があるなら「ライ麦畑でつかまえて」を読もう

こんにちは。ばんばんです。

みなさんは、「ライ麦畑でつかまえて」という作品を知っていますか?

ザ・キャッチャー・イン・ザ・ライ」という名前でもおなじみの小説です。青春小説の古典的名作とされています。

今日は「ライ麦畑でつかまえて」について書きます。

「ライ麦畑でつかまえて」の作者 J・D・サリンジャー

「ライ麦畑でつかまえて」の作者はJ・D・サリンジャーというアメリカ人作家です。

学生時代はいくつかの大学を転々とし、コロンビア大学の創作講座で文芸に目覚めました。

1950年に「ライ麦畑でつかまえて」を完成させました。その後もいくつかの作品を発表しますが、次第に世間から遠ざかり、2メートルの塀で囲まれた屋敷の中で晩年を送ったといわれています。

「ライ麦~」は「狂人を主人公にした作品は出版しない」とされて出版社を変えるなど、波紋を呼んだ作品です。

「ライ麦畑でつかまえて」のあらすじ

「ライ麦畑でつかまえて」は、主人公ホールデン・コールフィールドが高校を放校処分になり、実家に帰るまでの数日間を描いた作品です。

ホールデンは実家に向かう途中で恩師の家を訪ねたり、売春婦を買ったりします。小説はホールデンの独白という形式で、彼は社会の欺瞞や表面的なやり取りに怒りをぶつけます。

俗物的な人物や偽善者のことを「インチキ野郎」とののしり、ホテルで出会ったシスターや、モロウという同級生の母親など、純粋な心を持った人間には共感を示します。

ようやく実家に到着したころには深夜で、両親は寝ています。ホールデンは妹のフィービーと話をします。この時のホールデンのセリフが、題名の由来になっています。

ホールデンは「ライ麦畑で出会ったら」という詩を「ライ麦畑でつかまえたら」と勘違いしていました。そのことをフィービーに指摘され、「何になりたいのか」という問いかけに対して答えます。

だだっぴろいライ麦畑みたいなところで、小さな子どもたちがいっぱい集まって何かのゲームをしているところを、僕はいつも思い浮かべちまうんだ。(中略)それで僕はそのへんのクレイジーな崖っぷちに立っているわけさ。で、僕がそこで何をするかっていうとさ、誰かその崖から落ちそうになる子供がいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ。そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、僕はただそういうものになりたいんだ。

出典 「ザ・キャッチャー・イン・ザ・ライ」 白水社 村上春樹訳

その後ホールデンはフィービーと別れて旅立とうとしますが、彼女はついてきます。二人で遊園地に行って、フィービーをメリーゴーラウンドに乗せるホールデンは、言いようのない幸福感に満たされていきます。

「ライ麦畑でつかまえて」が社会に与えた影響

「ライ麦畑でつかまえて」は、学校の図書館から追放されるなど波紋を呼びました。

ホールデンと同年代の若者からは熱狂的に支持をされ、現在でも年間50万部が売れています。

1980年にジョン・レノンを銃殺したマーク・D・チャップマンも読んでいて、ジョンを殺害した後、この本を片手に現場付近をうろついていました。

ぼくも何度も読んでいますが、世の中の偽善や建前をホールデンが批判するのは痛快です。普段の人間関係や会話がいかに表面的であるか考えさせられます。読書好きなら一度は読むべき作品ですね。

まとめ

「ライ麦畑でつかまえて」はこんな作品

  • 世の中の欺瞞や表面的なものを批判する
  • 図書館から追放されるなど、波紋を呼んだ
  • ジョン・レノンを殺した男も読んでいた
  • 一度は読むべき名作

この本を読んだ後は「インチキ野郎!」と叫びたくなるでしょう。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です