夏目漱石

こんにちは。仲居ブロガーのばんばんです。

今日は夏目漱石について紹介します。

皆さんは夏目漱石と聞いてどんな作品を思いうかべますか?

「吾輩は猫である」「坊ちゃん」

という方が多いかと思います。

それは初期の作品であり、本当の魅力ではありません。

 

夏目漱石の経歴

漱石は作家デビューする前は大学講師をしていました。当時の大学講師はエリート職だったため、年俸は現在でいうところの800~1000万円ほどでした。

それにもかかわらず夏目家の財政は火の車で、漱石の妻が着物を質に入れるほどでした。

漱石が本を買いあさっていたからです。当時は今よりも書籍は高価で、特に洋書は庶民の手の届くようなものではありません。

この教養がのちの創作活動に影響を及ぼすのでしょう。

ちなみに、数々の名作を遺している漱石ですが、執筆活動をしていたの晩年の10年足らずです。

講師をしながら「吾輩は猫である」を発表。話題になり、次々と作品を発表します。

その後朝日新聞社に入社。お抱え作家となり、「虞美人草」「三四郎」を発表します。

それではおすすめの作品を見てみましょう。

 

こころ

いわずと知れた名作ですね。高校の教科書にも載ってました。

この作品は人間のエゴイズムと多面性を追求した作品です。

鋳型にはめたような悪人などいない。善人が急に悪人になる

という人間の本質を描いています。

漱石自身も「人間のことを研究したいならこの作品を読め」というほどの自負がありました。

読みやすいのでそんなに敷居は高くないですよ。

それから

個人的には一番好きな作品です。

制度と自然の対立」をテーマにした話で、姦通(不倫)を扱っています。

主人公代助は兄と父の金で暮らす高等遊民(ニート)。

そんな代助が親友平岡の妻三千代を愛してしまいます。

しかし、二人の仲を取り持ったのは代助なのです。

苦悩の末代助は平岡から三千代を奪います。家族にも愛想をつかされ、炎天下の中就職口を見つけるために通りに飛び出すところで話は終わります。

漱石の作品は暗い結末を迎えることが多いのですが、「それから」は「ニートが働き口を探す」という場面で終わります。希望が感じられるのでばんばんは好きなのです。

「三四郎」「それから」「門」の三つで三部作といわれていますが、それぞれの作品は独立しているのでどれから読んでも大丈夫ですよ。

坑夫

漱石のもとに現れた青年の話をもとに書かれた作品です。

小説的な物語の構造はとっておらず、ルポタージュのような作風です。

家を飛び出した青年が坑夫になろうと銅山に行くが、坑夫にはなれずに帰ってくる」という話です。

解釈はさまざまですが、「銅山」を「社会」に置き換えるとわかりやすいと思います。

村上春樹の「海辺のカフカ」でも出てきますね。

まとめ

夏目漱石は読みやすい文体であるにもかかわらず、奥深い、人間への洞察を感じさせる作品を書いています。

日本人に生まれたなら読まずには通れないので是非ご一読を。

 

 

 

 

 

 

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